胴裏(どううら)袷の着物のの裏地で、胴の部分に用いる布地のことです。以前は色々な種類の胴裏がありましたが今は白地の胴裏が主流です。戦前は、薄紅色に染められた胴裏が主流でした。現在は、輸出羽二重地であった広幅の薄羽二重が主に用いられています。同じ種類の胴裏でも、生地の厚さ、産地(国内、海外)で価格の違いが大きくあります。当店で使用している胴裏『ぐんまR240』は群馬県で製織された日本の絹です。ぐんまR240灰汁浸け加工シルクは,稲や麦の藁灰を持ちいた加工を施しております。灰汁浸す加工は、古くは平安時代から明治時代に至るまで1000年以上にわたって絹を精錬する技法として知られ、防カビ、抗菌性、防縮、保湿性、スリップ防止、黄変防止等に優れた効果があり、しなやかな風合いと絹本来の艶と優雅な感触を保ちます。ぐんまR240は、絹糸はグローバルシルク使用、樹脂など増量剤は加えず、蛍光染料、糊等も一切不使用、本耳製品の小幅反物。
当店では、他に純国産生糸を使用した胴裏『ぐんま200』も取り扱っております。 『ぐんま200』 商品説明 純国産生糸:蚕ぐんま200 繭生産:群馬県内養蚕農家、製糸:碓井製糸農協 製織:丸進機業 精錬加工:江島屋染工場